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  • 思うところ101.「URL」





    <2021.6.1.記>
    私がコラムを書き続ける理由の一つとしてホームページの「SEO(検索エンジンの最適化、コラム№100参照)」対策であることを前回のコラムで述べた。そのコラムに思わぬ「活用方法」を見出したのでご報告する。

    書き溜めたコラムの内容が多岐に渡るにつれ、己の信条を的確に説明したり、参考事例を紹介したりする為に、該当するコラムの「URL」を連絡文に貼り付ける(=リンクさせる)ことにより有効活用できることに気付いたのである。その都度、「思いの丈」を長々と作文するよりも手間が省けるうえ、相手にとっても私が言わんとするメッセージとして受取り易い。(「URL」とは、インターネット上に存在する情報源の場所を示す住居表示のようなもの、「Uniform Resource Locator」の略である。)各コラムがホームページの「SEO」対策から生じた「副産物」とでも言うべきものなのか、様々な場面で引用可能な「資料」となり、本コラム欄(ページ)がその「引き出し(貯蔵庫)」になっているというわけである。

    例えば、「御社は、このエリアの物件取り扱いは無理ですよね?」といった顧客・取引先の問い掛けに「いやいや、そうでもないですよ。参考までにこちらをお読み下さい。」と遠隔地であっても例外があることを№81「一所懸命」の「URL」を貼り付けてお読み頂くようお願いすれば良いのである。逆に遠隔地の賃貸管理のご用命に対し、(却ってご迷惑を掛けたくない一心で)丁重にお断りしたい時、お詫び文の末尾に№44「盲点(凍)」№67「夜逃げ」の二つのURLを添えておけば、辞退の真意を汲み取って頂くことが期待できる。

    「戸建の販売実績はありますか?」と問われれば、「意外でしょうけれども」と前置きした後、№93「戸建」をもって実績を示すことができるし、家の購入時期や考え方に悩む若者から相談があれば、№9「家」№57「検証」の一読をお勧めして私の「思うところ(所見)」を伝える。投資家に助言者としての意気込みを伝えたいならコラム№8「登山」№23「いざ、鎌倉」を、仲介人としての心得を披露したいなら、№1「矛盾」№61「仲人」の「URL」を用いることになるだろう。

    尚、管理組合からの理事就任を打診された時などは、宅地建物取引業者である当社は、短期所有の棚卸資産(販売用不動産)については、できる限り物申さないようにしている旨を№46「宅配BOX」等を用いて理解して貰う。また、長期保有の固定資産については、積極的な協力を惜しまぬ実績があることを№76「止水」をもって紹介する。反面、URL貼付けの乱用は慎むべきであり、横暴な理事長に遭遇したとしても№74「理事長」をもって諫めるようなことをしてはならないとも思っている。(使い方を間違えれば、「喧嘩」を売るようなもの)

    昭和の時代はお客様に待ち合わせ場所の地図をわざわざ郵送したりFAXしたりしたものである。ところが、時代の変遷と共に今や案内図のPDFファイルすら添付しない。メールやLINE・WeChatの末尾にでもYahoo!やGoogleの地図の「URL」を貼り付けて連絡すれば事足りるのである。今回の「有効活用」はそれと同じことだ。そう考えると、この段になって冒頭のお宝を「発見」したかの鼻息の荒い書き出しが少し恥ずかしくなる。

    さて、話が変わるが、先日、「ゴーストライター」の売り込みがあった。「忙しい社長に代わってコラム(又は、BLOG)を書いてくれる」のだそうだ。所属(登録?)するライターはスキルや人気度合いでランク分けされていて、1本あたりの料金が違うらしい。だが、「口述筆記」なら分らぬでもないが、書いて欲しい内容の真意を説明する方が難しい。もし、私への聞き取りも無しに書いて貰うのなら読者への「背信行為」になってしまう。そもそも不動産取引の経験がない人に書くことができるものか疑問だ。また、誰でも書けるような「食べ歩き日記」や「観光名所巡り」、教科書を切り貼りした「郷土史」のようなものなら当社HPには無用なものである。よって迷うことなくお断りした。

    日々「思案」して「試行錯誤」を重ねる私にとって本コラムの題材(思うところ)は尽きない。今後も本コラムを書き続ければ、いつの日か「引き出し」のレベルから「書庫」位のボリュームにはなるかもしれない。残念ながら、現在56才の私が月2本程度のペースで書き溜めても「図書館」の規模にはならない。だが、プレイングマネージャーだからこそ書くことができ、発信すべき「現場の声」だと思っている。少しでも読者の参考になれば光栄である。


このコラム欄の筆者

齋藤 裕 (昭和39年9月生まれ 静岡県出身)

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